「奥播磨 純米吟醸 霜月 生」生熟成の面白さを体験できるスモーキー濃醇旨辛口
こんにちは、わさびです。
前回の大関に引き続き、兵庫県は姫路市から「奥播磨 純米吟醸 霜月 生」を紹介します!
奥播磨を醸す下村酒造店さんは前回紹介した「大関」など多くの大手蔵元が本社を置く「灘(灘五郷)」とは異なり「播磨」と呼ばれる地域に位置する酒蔵です。最近、GI播磨に認定されたことでも話題になりましたね!
こちらは「霜月」という商品名のとおり毎年11月に発売される限定酒です。11月というと新酒が出回り始める時期ですが、こちらは昨年搾ったお酒を約1年蔵内貯蔵した熟成酒です!
今回いただくお酒はそこから更に三年間レマコムで氷温保管したものになります。どんな味わいになっているのか非常に気になります!
それではいただきます!
骨太でフルボディな味わいはどれだけ熱くしても崩れないし、濃い料理とよく合います!
- 原料米:福の花
- 精米歩合:55%
- アルコール分:17度
- その他仕様:三年氷温貯蔵、生酒、原酒
※今回いただくH28BYでは全量「福の花」という酒米を使用していますが、去年分(H30BY)から「兵庫錦」に変更されたそうです。
香りは穏やかで、カカオやカラメルが焦げた様な香ばしさが感じられる
あぁ・・・この香り好きだ。熟成酒の香りにも色んなタイプがありますが、個人的にこのカカオ(チョコレート)の様な甘さと苦さが混合した香りが一番好きです。この時点で「菊姫」や「神亀」とは熟成酒としてのベクトルが違う気がします。
密度感のあるリッチな口当たりからコクのあるボリューム感が口全体に広がっていく
エキス感のあるトロっとした舌ざわり。円みの中に濃厚な旨味と力強い酸味がガツンと感じられる骨太な酒質、余韻にかけてスモーキーな風味と苦味を感じられる大人な味わいです。めっちゃ旨い!
常温熟成によってよりマイルド、リッチな味わいに?!
ちなみに開栓後は常温と冷蔵に分けて保存したのですが、冷蔵に比べると常温のほうがより濃く、旨味を感じられ美味しかったです。旨味と酸味が一体となって旨味の塊のような感じがしました。これからは積極的に常温熟成も試していきたいですね!
当ブログ久々の登場、ぶっ飛び燗でいただきます
70度くらいまで上げると全体的にボリュームアップしながらも味にブレが出ません。ドーンとくる米の旨味を存分に楽しめます。もちろん下り燗もとてもおいしいです。ぬる燗ではぬるめの温泉に浸かっているようなまいるど~で柔らかな味わいです。
奥播磨の鉄板マリアージュ「肉×濃」
奥播磨といえば肉系や濃い料理との相性のよさで知られますが、この霜月も例外ではありません。もつ煮(味噌醤油)や豚角煮に熱々のお燗で幸せになれましたw麻婆豆腐やエビチリとも合わせてみましたが辛味がつよくてお酒の味がよく分からなくなってしまいました・・・中華と合わせるって難しい。チーズとの相性も確実によさそうですが、残念ながら試す前に飲み切ってしまったので気になった方はぜひ試してみてください。
- 濃醇
- やや辛口
甘辛:甘| | | |○| |辛
濃淡:濃| |○| | | |淡
香り:穏|○| | | | |華
タイプ:クラシック/フル
おすすめの飲み方:常温~熱燗(60℃以上でもOK!)
相性の良かった料理:もつ煮、豚角煮
おわりに
少し早いですが、皆様、一年間お疲れさまでした!
本当に今年はコロナに始まりコロナに終わった一年でしたね・・・開始から約半年の放置を経てやっと本格始動した当ブログですが、来年からはもっと楽しいコンテンツを加えていきたいなーと思っています。また、来年からはSNSでの活動も考えているので宜しければ時々見て頂けるととても嬉しいです!その為にも更新頻度落とさない様にしなければ・・・
それではよいお年をお迎えください!
商品情報
特定名称 | 純米吟醸 |
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原材料 | 米、米麹 |
原料米 | 福の花 |
精米歩合 | 55% |
アルコール分 | 17度 |
酒蔵情報
株式会社 下村酒造店 | |
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所在地 | 兵庫県姫路市安富町安志957 |
ホームページ | https://okuharima.jp/ |