
こんにちはー、わさびです!
時期外れの秋酒レビュー第5回目は当ブログお初となる神奈川県からの紹介となります。
都心から車で約1時間の距離にある相模原市、自然に囲まれた酒蔵でクラシックな9号酵母にこだわった酒造りをされている久保田酒造さんより「相模灘 秋上がり」です。最近、各酒蔵から色んなタイプの「ひやおろし・秋上がり」が出されますが、こちらのお酒は特別本醸造から純米大吟醸までの色んなお酒の責めの部分をブレンドし生酒のまま貯蔵するというかなり特徴的な一本となっております。
なめらか且つ濃厚、複雑感のあるパワフルな味わい
山田錦、雄町、美山錦を使用した特別本醸造から純米大吟醸までの責めの部分をブレンド。どのお酒にどの酒米が使われているかは久保田酒造さんのホームページ(こちら)で紹介されているので興味がある方はそちらをご参照くださいませ!酵母は純米大吟醸のみ18号で他は9号が使用されているようです。
グラスに注がれたお酒は透明感のある薄いイエロー。今回いただいた秋酒の中では一番色づいています。
香りは枯れ感のある吟醸香。梨の様な甘やかな香りに仄かにスモーキーな印象を感じます。こちらも今回いただいた秋酒の中で一番熟成を感じます。個人的にかなり好きな香りなので飲む前からテンション上がりますw
含むと若干の酸を感じるアタックから豊かな旨味がドバっと押し寄せてきます。しっかりと味も乗っており、責めの部分を集めたとあって力強さとピリっとした刺激が味にメリハリをあたえ最後は潔くキレていきます。
んーこれはかなりいい具合の熟成感!なめらかで濃厚、複雑感のある旨味とキレ。そして日本酒らしい香りと自分の好きな要素が完璧なバランスで揃っています。
そしてお燗ですが、やはりぬる燗にすると最高にふくらみますね!麹様の風味と甘やでふっくらとした味わい、そしてヒケにかけての凛とした酸味が素晴らしい。熱燗ではボリュームのある旨味と辛みが同居したガツンと飲みごたえのある味わいが楽しめます。
専らチーズをつまみにいただきましたがクリームチーズやスモークチーズとの相性がよかったです。特にスモークチーズは口の中で燻製香とお酒の香りが合わさり至福のひとときを過ごせます。
というわけでお初銘柄の相模灘でしたが、コレは他の種類も飲んでみたいと思わされました...以前紹介した天穏もそうですが、ひやおろしは火入れと熟成期間がある分蔵の個性が表れやすい為か自分好みの銘柄探しに適しているのかもしれませんね。
- なめらか
- やや濃厚
甘辛:甘| | | |○| |辛
濃淡:濃| |○| | | |淡
香り:穏| |○| | | |華
タイプ:クラシック/ミディアム
おすすめの飲み方:常温お燗
合わせた料理:チーズ(クリーム、スモーク)
商品情報


特定名称 | - |
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原材料 | 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール |
原料米 | - |
精米歩合 | 60% |
アルコール分 | 16度 |
酒蔵情報
久保田酒造株式会社 | |
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所在地 | 神奈川県相模原市緑区根小屋702 |
ホームページ | https://www.tsukui.ne.jp/kubota/index.html |