令和から始める日本酒生活

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日本酒の魅力を少しでも伝えたい|一人の日本酒好きが送る日々のお酒レビュー

「仙禽 雪だるま R4BY」冬を代表するサワーテイストにごり酒

栃木県さくら市の”せんきん”さんから、昨今のにごり酒ブームを牽引していると言っても過言ではない冬の風物詩「仙禽 雪だるま」です。

元から人気のあるお酒でしたが、ここ数年は日本酒系Youtuber「サケラボちゃんねる」さんが猛プッシュされていることもあってか特に伸びてるなあと感じます。

キメ細やかで甘すぎることもない旨みは食事にもぴったり合う

酒蔵で使用する仕込み水と同じ水脈上の田んぼで育てた(ドメーヌ化された)ドメーヌさくら・山田錦を全量使用した純米吟醸規格のお酒です。火入れ処理はしていない酵母が活きた状態の活性にごり酒です。

瓶底に沈むおりは指二~三本ほどで、かき混ぜるとしっかりとしたにごり酒になります。おりの量は出荷時期によって変わるのか、ツイッターなんかを見ると瓶の半分くらいまで入っているものもありました。

澄んだ部分のみの香りは青リンゴや洋ナシのようにフルーティーですが、おりを絡めると穀物的な香りが一気に強くなります。

よくある”微炭酸”や”微発泡”ではなくスパークリングかと思うレベルの強い発泡感です。外見からは想像できないようなシルキーで軽やかな口当たり。ほのかな甘みと新酒らしい苦味が丁度いいバランスでまとまり、米の風味とフレッシュな爽やかさが心地よく口の中に広がります。にごり酒というともろみ成分を多く含んでいるため米の風味が強いと思われがちですがそんなことはありません。

酒屋や雑誌の情報だと大体「甘口」と紹介されていることが多いのですが、個人的には「やや辛口」といった印象を受けました。温度が上がってくると甘みを感じやすくなるので最初「ん?」と思った方はグラスに注いだあと少し待って温度を上げてみるといいかもしれません。飲み疲れしないしチー鱈などのおつまみと合うのは意外でしたね~

冬にかかせない一本

毎年必ず話題になり数年前までは入手困難なイメージでしたが、現在は出荷量も増えているのか買いやすいと思います。何かと集まることが多い年末年始でこういう万人うけするお酒が出るのは非常にありがたいです!

Memo
  • 発泡感
  • なめらか

甘辛:甘| | |○| | |辛

濃淡:濃| | |○| | |淡

香り:穏| |○| | | |華

タイプ:モダン/ミディアム

おすすめの飲み方:冷酒

合わせた料理:クリームチーズ、チーズ鱈

商品情報

特定名称 -
原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 ドメーヌさくら・山田錦100%
精米歩合 麹米:50%、掛米:60%
アルコール分 13度
日本酒度 -
酸度 -

酒蔵情報

せんきん
所在地 栃木県さくら市馬場106
ホームページ http://www.senkin.co.jp/