令和から始める日本酒生活

令和から始める日本酒生活

日本酒の魅力を少しでも伝えたい|一人の日本酒好きが送る日々のお酒レビュー

「玉川 純米酒 ひやおろし R3BY」気温変化の激しい秋にぴったりなひやおろし

当ブログすでに3回目の紹介となる木下酒造さんから「玉川 純米酒 ひやおろし」です。

もともと玉川のひやおろしは山廃本醸造でしたが、昨今の日本酒市場における純米の強さに押され、かと言って山廃純米では熟成が間に合わないということで速醸純米に至ったようです。

shutaraba.hatenablog.jp

shutaraba.hatenablog.jp

飲むシーンを選ばない懐の深い味わい

兵庫県産北錦を全量使用した精米歩合66%の純米酒。北錦は商品数の多い木下酒造さんの中でも使われることが多く、蔵の十八番とも言えるお米のようです。アルコール分は17度、日本酒度は+11、酸度は2.0。

  • 原料米:北錦100%
  • 精米歩合:66%
  • 酵母:協会9号
  • アルコール分:17-17.9
  • 日本酒度:+11
  • 酸度:2.0
  • その他:生詰
  • 製造/開栓:22.09/22.11
  • 購入店:小山商店

まずは冷や(常温)でいただきます。とはいえ開栓した11月下旬ともなると夜は10℃を下回りグラスに注がれたお酒も冷酒に近い温度となります。

色は透明感のあるイエロー。しっかりと寝かせてる感じが見て取れていただく前からテンションあがります。

焼き芋のようなほっこりした香りにカラメルのようなニュアンスが含まれます。総じて熟成によった香りですがどこか爽やかさも感じられます。

17度台と高いアルコール度数ながらも口当たりはすっきりとしてなめらか、しかし口の中では深いコクが感じられ糖分が食い切られていることを思わせます。甘みは感じられずそこにあるのは純粋な米の旨み、そして穏やかな酸味が心地よく充足感を感じさせてくれます。

晩秋から冬にかけての寒い部屋、暖房のきいた部屋、その時の室温で美味いと思えるのがこのお酒の魅力だと思います。特に冷やす必要もないし温める必要もない。この手軽さがいいですね。

9月に塩竃を訪れた際買ってきたサバを締めて冷凍にしていたのでこれを炙って合わせたら最高にうまかったのでサンマなんかとも合うと思います。

Memo
  • 旨辛
  • コクがある

甘辛:甘| | | |○| |辛

濃淡:濃| |○| | | |淡

香り:穏|○| | | | |華

タイプ:クラシック/ミディアム

おすすめの飲み方:常温

合わせた料理:炙りしめ鯖

商品情報

特定名称 純米酒
原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 -
精米歩合 66%
アルコール分 17度以上18度未満
日本酒度 -
酸度 -

酒蔵情報

木下酒造
所在地 京都府京丹後市久美浜町甲山1512
ホームページ https://www.sake-tamagawa.com/