令和から始める日本酒生活

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日本酒の魅力を少しでも伝えたい|一人の日本酒好きが送る日々のお酒レビュー

『雪中梅 特別本醸造』淡麗辛口だけじゃない!新潟県を代表する淡麗旨口酒

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こんにちは、わさびです。

本日ご紹介するお酒はかつて幻と言われた越の三梅の一つ『雪中梅』です。新潟県と言えば淡麗辛口のイメージがいまだ根強いですが、意外と米の旨味をきかせた旨口のお酒も多くつくられていて雪中梅はその代表格的なお酒です。

今回いただく特別本醸造雪中梅では珍しい季節限定酒。昨年しぼったお酒を10カ月ほど寝かせて晩秋から冬にかけて発売されるある意味秋上がりっぽいお酒です。そういえば雪中梅のラインナップにひやおろしってありませんね。

優しい甘味が粉雪のように舌にしみ込む

  • 使用米:上越産 五百万石
  • 精米歩合:60%
  • アルコール分:16.2度
  • 日本酒度:-3.5
  • 酸度:1.2
  • 製造/開栓:'19.11/'19.11
  • 購入店:碇屋酒店

香りは穏やかで焦げた飴の様な甘い香りに少し麹っぽさが感じられます。
正統派日本酒でこの香りのお酒は須らく美味しい思い出しかないので非常に楽しみ!

口から喉までスゥーっと一本の線で結んだかのような綺麗でなめらかな味わい。口当たりはソフトで、含むとふくらみのある旨味と和三盆の様な上品な甘さが口全体に広がります。中盤以降はやや苦味酸味がでてきて味わいを引き締めてくれます。単なる甘旨系ではなく、スマートかつキレのいいお酒という印象、まさに淡麗旨(甘)口!

冷やして飲めば上述した様に上品な味わいが、温めるとより甘味が際立ちますがベタつくことはなく酸もたつのでダレずに飲めます。熱燗くらいまで上げるとせっかくの上品な味わいが崩れるのでおすすめは冷酒~ぬる燗。特にぬる燗と甘めのお出汁のおでんの相性は抜群なのでこれから本格的に寒くなる季節におすすめです!
※『雪中梅 特別本醸造』の発売は11月

というわけで雪中梅より特別本醸造でした!
書いてたら飲みたくなったので今年は特本と同じ時期に発売される大吟醸買ってみようかな( ˘ω˘)

Memo

甘辛:甘| |○| | | |辛

濃淡:濃| | | |○| |淡

香り:穏|○| | | | |華

タイプ:クラシック/ライト

おすすめの温度帯:冷酒・常温・ぬる燗

相性の良かったおつまみ:やや甘めの出汁のおでん(ぬる燗で)

商品情報

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特定名称 特別本醸造
原材料 米、米麹、醸造アルコール
原料米 -
精米歩合 60%
アルコール分 16度
日本酒度 -
酸度 -

酒蔵情報

株式会社 丸山酒造場
所在地 新潟県上越市三和区塔ノ輪617
ホームページ https://maruyama-shuzojo.jp/