『遥香 純米酒』造りての想いが伝わってくる純米酒
こんにちは、わさびです。
本日紹介するのは美味い日本酒を求めてネットを彷徨ってたら偶然出会った一本、『遥香』です。聞いたことない銘柄だなあと思い調べたら全国約90の地酒屋でつくる「地酒屋研究会 遥香会」という団体が会津若松の末廣酒造に製造を依頼したお酒のようです。
末廣酒造といえば、大正時代に嘉儀金一郎氏が日本で初めて山廃造りの試験醸造を行った山廃発祥の蔵として有名ですね。
酒造りを依頼するにあたり、顧客の声を活かそうと消費者や飲食店にアンケートをとったという気合の入った一本・・・いただきます。
程よく香り、程よく旨い洗練された味わい
福島県オリジナルの酒造好適米「夢の香」を65%まで磨いた純米酒。夢の香は五百万石を超える酒米を目指して開発されただけあってかなり採用率が高い気がします。
梨や桃を思わせるフルーティーな上立ち。ケバケバしさはなく、心地よいと感じる程度の香りの強さ。
口当たりは滑らかで、適度な旨味を軽快な酸でまとめ上げたすっきりとした飲み口。そしてその中にある米由来の甘味、酸味のバランスがとてもいいです。味わってるとジワジワと効いてくる旨酸味が日本酒が米を発酵させてできる酒であることを再確認させてくれるような滋味深さがあります。
あー、これは美味い...
心の底からそう思った・・・久しぶりにシンプルに美味しいと感じた日本酒。かなり当たりだと思います。
初心者におすすめの日本酒は?と聞かれたら間違いなくおすすめします。むしろ、このお酒から日本酒に入ってほしいとすら思えるレベルです。
食中酒としてとても優秀で、家庭料理ならどんなものでもいけるキャパシティがあると思います。むしろ合わない料理を見つけるほうが難しい。軽いものから重いものまで、和洋中をも問わないかと。
まとめ
というわけで遥香会/末廣酒造より『遥香 純米酒』でした!
やはり前評判に振り回されず美味しいお酒を見つけるのは楽しいものです。
末廣酒造さんは以前会津若松に行った際見学したことがありますが、観光蔵としても見どころがあり社員さんの説明も丁寧だった印象があります。ショップも充実してたので会津若松を訪れた際は是非、一度足を運んでみてください!
甘辛:甘| | | |○| |辛
濃淡:濃| | | |○| |淡
香り:穏| | |○| | |華
タイプ:クラシック/ライト
おすすめの温度帯:冷酒・常温
商品紹介
酒蔵情報
末廣酒造株式会社 | |
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所在地 | 福島県会津若松市日新町12-38 |
ホームページ | https://www.sake-suehiro.jp/ |