令和から始める日本酒生活

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日本酒の魅力を少しでも伝えたい|一人の日本酒好きが送る日々のお酒レビュー

『久保田 千寿 吟醸』久保田が世に送る淡麗辛口のニューモデル

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こんにちは、わさびです。

今回は新潟県を代表する銘醸蔵・朝日酒造さんの久保田シリーズから定番商品『久保田 千寿』の紹介です!

千寿はむかし(5年前くらい)飲んだことがありますが、記憶が曖昧なのと今年4月にリニューアルしたそうなので折角だし飲んでみたくなった次第です。

今回のリニューアルもそうですが、朝日酒造さんは2017年にそれまでの久保田シリーズになかった純米酒系をラインナップに加えたり、同県のアウトドア企業スノーピーク燕三条)とコラボするなど様々な取り組みにチャレンジされていますね。

さて、新しく生まれ変わった千寿いただきます!

すっきりとした中に確かな旨味を感じさせつつ爽やかにキレる

  • 原料米:五百万石
  • 精米歩合:55%
  • アルコール度:15度
  • 日本酒度:+5.0
  • 酸度:1.1
  • 製造/開栓:20.08/20.09
  • 購入店:栄屋長谷商店

香りは穏やかで、甘い香りがほのかに漂う
吟醸酒ですがフルーティーさはなく、アルコール由来かほのかに甘い香りが感じられる程度。香りではなく味勝負という感じが伝わってきます。新潟淡麗にありがちなイメージのツンと鼻に来るアルコール臭もありません。

柔らかく軽快な飲み口、旨味を感じさせながら酸味と苦味がドライに引き締める
アルコール感を感じさせないやわらかく透明感のあるアタック。鼻から息を抜くとえも言えぬ涼しい香りが感じられる。軽快な旨味を感じさせつつ中盤以降は酸味苦味がでてきて全体をキリっと辛口に仕立てていく。五味と味わいの変化のバランスが非常にいい。

冷酒では水の如く、ぬる燗では出汁の如し
冷えた状態でいただくと水のように綺麗でなめらかな味わいが、ぬる燗では甘味と出汁のようなふくらみのある旨味が楽しめます。熱燗でもバランスが崩れないあたり流石だなぁという感じ。

豆腐との相性抜群!
穏やかな香りと軽快な飲み口から食中酒にもってこいな『久保田 千寿』ですが自分は専ら豆腐系の料理をアテにいただきました。冷酒では冷ややっこにたっぷりの薬味を添えてポン酢で、お燗では揚げ出し豆腐に出汁を掛けたものを合わせましたがどちらも最高でした。お燗にする際は少し濃いめの味付けにしたほうがマッチするかも。

千寿は日本酒を飲み始めるようになったころに居酒屋で飲んでその時の感想はふーん(´_ゝ`)でしたが、いまこうして飲み返してみると只々その完成度に驚かされます。ロングセラー商品にはやはりそれだけの理由があるんだなぁとしみじみと思いました。

Memo

甘辛:甘| | | | |○|辛

濃淡:濃| | | | |○|淡

香り:穏|○| | | | |華

タイプ:クラシック/ライト

おすすめの飲み方:冷酒~ぬる燗

相性の良かったおつまみ:豆腐(冷ややっこ・揚げ出し豆腐)

商品情報

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特定名称 吟醸酒
原材料 米、米麹、醸造アルコール
原料米 -
精米歩合 55%
アルコール分 15%
日本酒度 -
酸度 -

酒蔵情報

朝日酒造株式会社
所在地  新潟県長岡市朝日880-1
ホームページ https://www.asahi-shuzo.co.jp/