こんにちは、わさびです。
今回は自分の超お気に入り銘柄の一つ、『玉川』を紹介します!玉川といえば夏に発売される「Ice Breaker」を思い浮かべる方が多いと思いますが、この自然仕込シリーズも最高に美味しいのですよ!
自然仕込シリーズの山廃は乳酸菌だけでなく酵母すらも添加しないという、発酵に必要な微生物たちの選定を自然に委ねたお酒。自然淘汰を生き延びた強い微生物(乳酸菌、酵母菌)たちによって醸されたお酒はコシのある、濃醇なお酒になります。
雄町のもつ旨味が溶けこんだような甘酸っぱくふくよかで濃厚な味わい
甘酸入り混じった南国フルーツ感(パイナップル)に麹の様なニュアンスが微かに
嗅いでるだけで幸せになれる(危ない)このふんわりとした甘やかな香り。カプエチのフルーティな香りもいいですが、自分はこのザラメを溶かしたような甘~い香りが好きです。常温だとはちみつの様な香りに、温めるとふかした芋のような香りを感じます。
しっとりとしたエキス感のあるアタック、米の甘旨酸が混然一体となったボリューム感のある味わい
口とグラスの間に隙間を感じさせない、その空間が酒で満たされてるんじゃないかと思う程のエキス感を感じます。 はちみつかよと言いたくなる。ボディ感の強い味わいですが最後は酸によってスパっと切ってくれるのでアル分ほどの重さを感じません。
飛び切り燗?いえ、ぶっ飛び燗で愉しみましょう
以前、このお酒は60℃以上に上げても美味い!という内容の記事を見たので騙されたと思いやってみましたがこれが滅茶苦茶うまい!自分が試したのは70℃位のぶっ飛び燗(造語)でしたが、旨味と甘味がスマートにまとまりつつキレがあって美味しかったです。また、冷やして飲んでも甘酸っぱさを感じつつ引き締まった味わいになるのでおすすめです。もちろんIceBreakerと同様にロックでゆっくりと楽しむのも一興。
濃い味付けや油っこい料理にも負けない!
何となくで合わせたアボカドわさび醤油、傷むぎりぎりまで熟したトロトロのアボカド、醤油の香ばしさ、わさびの青い香りが最高にマッチします!燗したお酒と豚角煮も中々に合います。玉川のお酒は全体的に醤油(or味噌)やタレとの相性が抜群な気がしますね~
酒屋で購入した時点では瓶詰から約半年しか経っておらず若かったら追熟させようかと思っていましたが、苦渋や固さ等は感じず美味しくいただけました。飲むたびに日本酒の可能性をこれでもかと見せてくる玉川ですが、今回もいい意味で日本酒の新境地を垣間見えさせてくれました。やっぱり玉川は好きだ!開栓から1ヵ月経つと辛さが目立つようになったので2週間位で飲み切るのがベストかも。
甘辛:甘|○| | | | |辛
濃淡:濃|○| | | | |淡
香り:穏| |○| | | |華
タイプ:モダン/フル
おすすめの飲み方:全温度帯
相性のいいおつまみ:アボカドわさび醤油、豚角煮
商品紹介
特定名称 | 純米酒 |
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原材料 | 米、米麹 |
原料米 | 赤磐雄町100% |
精米歩合 | 66% |
アルコール分 | 19~20度 |
酒蔵情報
木下酒造 有限会社 | |
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所在地 | 京都府京丹後市久美浜町甲山1512 |
ホームページ | https://www.sake-tamagawa.com/ |